ソナス・ファベール「ガルネリ・メメント」とJM Lab「エレクトラ 1027Be」を聴く
2006年5月20日(土)にミニ試聴会を行いました。以下はその時の模様です。
JM lab
Electra 1027 Be
Sonus faber
guarneri memento
JM lab(フランス)はフォーカル社というスピーカーユニットメーカーを母体としているので、良質なユニットを活かしたスピーカー作りが特徴です。エレクトラシリーズは上位機種であるユートピアBeで培ったノウハウを随所に取り入れています。特にツイーターが秀逸です。「IAL」と呼ばれる鍛造ベリリウム製逆ドーム型ツイーターは僅か2kHzでクロスされています。

その音は限りなく正確に音楽を再現してくれます。音を正確に出すメーカーは多々あれど、音楽を正確に出してくれるスピーカーは、さほど多くはありません。「正確なのに音楽が分かる」。何やらフランスのエスプリを感じさせてくれるスピーカーです。試聴会の後で、皆さんに御感想を伺ったら、ガルネリよりも、こちらの方が気に入られた方もおりました。

ソナスファベール(イタリア)のガルネリ・メメント。かの、ガルネリ・オマージュの後継機種です。同社最高峰のストラディバリ・オマージュの技術を随所に取り入れています。先ず驚くのが、そのデザインの美しさでしょう。音を出さずとも傍らに置きたくなる、これは、もはやアートです。

凛として気品に満ちた音、当然の事とはいえ、このスピーカーで聴くバイオリンの気高さは最高です。女性ボーカルも秀逸でした。こんな格調高い音の前では定位とか音場など、オーディオ用語は無意味となってしまいます。


今回の試聴に使用したプレーヤーはブラデリウス(スイス)の「GONDUL」です。プリアンプ機能付きのユニバーサルプレーヤーですが、今回は贅沢にも「普通」のCDプレーヤーとして使用しました。多彩なデジタル入出力の他にアナログは7.1ch出力を装備、ドルビーデジタル/DTS/SACDマルチチャンネル用デコーダー内蔵。映像では216MHz/12ビットの最高級ビデオDAC内蔵という超高級機です。これで映像を見てみたいという方もいらっしゃいましたが、この日は時間切れで叶わぬ夢となりました。残念! アンプはブルメスター(ドイツ)の「032」プリメインアンプです。シルバーアノダイズド・アルミを使用したボディとクロームメッキのフロントパネルが美しい超強力プリメインです。170W+170Wの出力ながら、連続ピーク電流は30A(!)音はさすがにゲルマンを連想させる妥協を許さないカチッとした音が特徴です。このアンプから、往年のノイマンやテレフンケンを思い出した人は私だけではないでしょう。

今回は少人数での試聴会となりましたが、その分、和気あいあい、ゆっくりと音楽を聴く事ができました。6時半 から始まった試聴会が終了したのなんと9時半。何故かあっという間に時間が過ぎておりました。皆さん、お疲れさまでした!